「作品への理解力が違う、大注目のアニソンシンガーソングライター」
ディレクター 柴崎 優
―早速ですが、ご担当されている番組名を教えてください。
柴崎さん「『水樹奈々のMの世界』、『Skyrocket Company』などです」
―「Mの世界」では「ヲタッフゆうちゃん」として名高い柴崎さん(笑)。いつもどんな音楽を好んで聴かれているんでしょうか?
柴崎さん「演歌・クラシック・ワードミュージック以外は雑食で聴いています。洋邦関係なく」
―そうなんですね! 何となく意外でした(笑)。ネクストブレイクとして、今後注目のアーティストはいらっしゃいますか?
柴崎さん「『大原ゆい子』さんというシンガーソングライターです。TVアニメ『からかい上手の高木さん』のOPテーマをやっていて、デビューは映画『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』の『Magic Parade』かな? その次はTVアニメ『宝石の国』のED曲を手掛けていらっしゃいます」
―アニソン歌手ではなく、ご自身で作詞作曲もするシンガーソングライターなんですね。
柴崎さん「そうです。ちなみに、劇場版『リトルウィッチアカデミア』はクラウドファンディングで出来た作品で、主題歌はオーディションがあったそうです。大原さんは当時まだ学生だったんですが、そこで主題歌を勝ち取ってるんですよ」
―凄い! 大原さんの音楽経歴はどのようなものなんでしょうか?
柴崎さん「4、5歳の頃からピアノとかギターを触っていたそうです。作曲はヴァイオリンでするらしいんですよ」
―ヴァイオリンですか?! 作曲ってピアノとかギターでするイメージでした。
柴崎さん「弦楽器の方が、より声に近いというか…。響きみたいなものとか、感情とかが滑らかに伝わるからヴァイオリンで作曲をするのだと聞きました」
―面白いですね。色々あるとは思いますが、大原さんの推しポイントはどんなところでしょうか?
柴崎さん「『からかい上手の高木さん』に関していえば、作品への理解力がハンパないというところ! アニメ化のタイミングで『言わないけどね。』(OP曲)を作ったそうなんですが…(曲を流しながら)…ど頭からボーカルで入って来るって、やっぱりアニメでは凄く重要で…」
―曲の頭から歌が始まるのはアニメ向きなんですか?
柴崎さん「アニメのOPって短い時間で世界観を表現しないといけないので、イントロ部分が長いと尺が勿体ないんです。たぶん、OPの映像もマッチさせるつもりで(曲を)作ってるんじゃないかな? 頭の15秒とかで主人公の高木さん(ヒロイン)の気持ちを伝えているのは、強いなって思います」
―なるほど、ディティールまで考えて作られているんですね。
柴崎さん「そうなんですよ。歌と、楽器と、リズムと、メロディが一緒に寄り添ってくる感じ。彼女の将来の夢って、『ドラえもん』の主題歌を歌うことなんだそうです」
―へえ!
柴崎さん「…僕、大原さんでレギュラー番組持ちたいんですよね」
―さらっと野望を述べましたね(笑)。
柴崎さん「(笑)。作品を読んで、それを歌詞に落とし込むのはもちろん難しい作業なんですけど。メロディとか世界観を作るのって、アニメの主題歌ではさらに大変で。それを今回、見事に体現してるなって思いました」
―ありがとうございます。アニメと一緒に聴いてみたくなりました!それでは最後に、担当されている番組「水樹奈々のMの世界」について教えてください。
柴崎さん「奈々(水樹奈々)さんって、毎年違う活動をしてファンをびっくりさせるんですよね。だから今年も何かあるんじゃないかな?って思っています。番組は、そのパワーについて行けるように試行錯誤しています。奈々さんの活動を通して、ラジオでそれがより映えるようにしたいです。注目としては、奈々さんの男性関係(婚活)がどう動いていくかですね(笑)」
大原ゆい子 WEBサイト