Mの世界スタッフブログ

明訓の世界

2022.01.20 (木)



「Mの世界」の裏側で起こっている出来事を、家庭内でバイ菌と呼ばれ、白髪の侵食がもみあげまで到達してしまった状態で綴っております、ヲタッフゆうちゃんブログ。

悲しい出来事のご報告です。
漫画家の水島新司先生が1月10日に肺炎のため逝去。この「Mの世界」でも、幾度となく先生の代表作『ドカベン』を引用させていただきました。

2012年に行われたツアー『NANA MIZUKI LIVE UNION 2012』。ZOZOマリンスタジアムのバックスクリーン側から吹き下ろされる強風を、通天閣高校の坂田三吉の通天閣打球に例え、LIVE終わりの奈々さんのアフタートークは岩鬼(正美)の校内放送ジャックに例え、時に厳しいダイエットを東海高校の雲竜大五郎(又三郎)に例え、他、ON AIRではご紹介できませんでしたが、「Mの世界」の原稿は、常に水島先生の作品をどこか意識しておりました。以前ご紹介したかもですが、高校編の31巻。野球漫画史上、最高峰の巻となっています(30巻から読む事をオススメします)。

舞台は、主人公の山田太郎が高校2年の春選抜「明訓(高校)VS土佐丸(高校)」の回です。明訓との死闘を繰り広げるのは弁慶高校、白新(はくしん)高校、横浜学院と思う方がほとんどかと思いますが、ドカベンの高校編は全編通して「明訓VS土佐丸」の青春をかけた戦いです。全48巻の後半である31巻で、それぞれのキャラクターの過去が明かされる神巻。しかも単純な過去エピソードではなく、そのエピソードが現実の試合にクロスしながら反映させていく不思議なお話。さらに、綺麗事で描かれていくわけではなく、努力も時には敵わないという現実も描きながら(実際に肩を故障した里中(智)は犬飼(武蔵)にホームランをくらいますよね)、ドラマを描いていくわけです。苦しい時に読むために、今手元に2冊あります。

水島先生…一度、インタビューをしてみたかったと今週はいろいろと後悔ばかりですが、天国へ行っても、野球場のグラウンドで影丸のように、バックドロップをかましてしまうようなダイナミックな漫画を描いていてほしいです。

ご冥福をお祈りいたします。


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(ヲタッフゆうちゃん)
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